『3切り運動』で食品ロスの削減にご理解とご協力をお願いします
[2016年10月26日]
家庭ごみの中にどの程度の生ごみが含まれているかご存知ですか?実は家庭ごみのうち、「生ごみ」が約半分を占めています。この中には、封を切らずに捨てられた「手つかず食品」や、たくさん買いすぎて食べ切れなかった食品がたくさん入っています。また、「生ごみ」には約80%の「水分」が含まれています。では、生ごみを減らすことはできないのでしょうか?
生ごみは『3切り運動』をすることで減らすことができます。
『3切り運動』とは「使い切り」「食べ切り」「水切り」をすることです。
家庭でできるリデュース活動「使い切り」「食べ切り」「水切り」の『3切り運動』を始めてみませんか?
生ごみをできるだけ少なくするために、できるだけ使い切りましょう。例えば、食材を買うときに、必要なものを必要な分だけ購入することで、冷蔵庫の節電につながり、環境にも優しいです。買い物に出かける前に冷蔵庫の中をチェックすると、多く買いすぎたり、同じものを買ってしまうことが少なくなるかもしれません。冷蔵庫の中にうっかり消費期限が切れてしまった食品が入っていたことはありませんか?大根の皮を厚く剥くなど、食べられる部分まで過剰に除き、捨てたことはありませんか?必要な食品を、必要な時に、必要な量だけ購入することを心がけましょう。
捨てられがちな野菜の皮や芯も調理次第で「きんぴら」や「酢の物」に変身します。皮や芯は「栄養」や「うまみ」があるので、身体にいい上、生ごみも減るので一石二鳥です。
料理は、必要な量だけ作りましょう。食べ切れなかった場合は、他の料理に作り変えるなど、調理方法を工夫してみてはどうでしょう。
「生ごみ」に水分が多く含まれていることで、ご家庭では“ごみが重く、ごみ出しが大変”、“ごみの量が増え、大きなごみ袋が必要となる”、“腐りやすく悪臭がする”などの影響が生じます。また、ごみを処理する際には、“ごみの収集運搬や焼却する際に多くのエネルギーが必要となる”、“多くのコストがかかる”などの問題が生じます。
たまねぎの皮や、きのこの石づきなど、調理時にでる野菜くずは、三角コーナーなどにいれて、シンクの中においておくと、余計な水がかかってしまうことがあるので、できるだけ別の紙袋等に入れ、できるだけ濡らさないようにすることで、水切りがしやすくなります。
「生ごみ」の水切りを行うことで、生ごみが軽くなり、また少なくなることから、より効率よくごみを出すことができ、ごみ袋の節約につながります。
生ごみは分別し、少し手を加えるだけで有機資源として活用でき、庭や畑で花や野菜の堆肥として利用できる一方、ごみの減量化によりごみ処理経費の削減にもなり、さらには地球温暖化防止にもつながります。
家庭から出る生ごみを生ごみ処理機やダンボールコンポスト(ダンボール箱を利用した生ごみ処理容器)等で、生ごみの減量化や再資源化にチャレンジしてみてください。
業務時間:午前8時30分~午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)